2021-12-30 アイスランドの仲間と
23:44
同じ作家の書いたものを、前とは随分違う感触で受け取っていることに気づく。
言葉を発するのも受け取るのも、踊りや絵のように訓練がいる。ものごころついた時にはもう言葉を話しているしそんなに意識しなくても使えているような気がしているからつい自分の手のなかにすでにあるもののように思っているけれど、そうではない。ほかのあらゆる道具や手段とおなじように。
言葉はなまものなのだし、言葉をにふれる感覚は絶えず更新して、停滞させてはいけない。
22:50
昨日は久しぶりにJとPに会えた。アイスランドのビエンナーレぶりだから、2年にもなる。一ヶ月共同生活をしたからなのか、一緒に作った作品を膨らませて新しい作品にしている彼らの活躍をFacebookで見ていたからなのか、久しぶりという気がしない。 前よりフランス語が上達したね、と言ってくれた。普通の70倍くらいかかっていることは承知だが、嬉しく受け取る。
Jは彼の瞳が示すように、澄み切ってきちっとしている。真摯でほんのり上品な色気。
年末という気がしないけれど、去年もそうだった。
去年は年越しにうどんを踏んだようなので、今年もそうする。ちょうど海老が残っているしね。わかめもお揚げもある。
年末という気はしていないのだけれど、せっかくの区切りなので来年の目標などを決めてみる。
自分が豊かになれるであろうことに意識的に時間と神経を使う。
…かな。